以前、タガログ語学習におすすめの書籍を紹介しましたが、今回はこの中から単語・文法・会話を総合的に学習するのにオススメの本「ニューエクスプレス フィリピノ語」をピックアップして、もう少し詳しく紹介していきます。
「ニューエクスプレス フィリピノ語」ってどんな本?
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「ニューエクスプレス フィリピノ語」はこれから新しくフィリピン語を学習しようと思っている人を対象に書かれた本です。
ですから、最初は基本的な自己紹介の表現や「XはYです」といった基本的な文型から始まり、徐々に難しくなってきます。
「ニューエクスプレス フィリピノ語」の内容
まず、全体の構成ですが次のようになっています。
①はじめに
◆ フィリピノ語ってどんなことば?
◆ 文字と発音
②本文
◆ 会話文
◆ 単語、表現
◆ 文法解説
◆ 練習問題
◆ 単語力アップ・表現力アップ → 追加単語と表現のコーナー。
③巻末
◆ 単語リスト(テキストに出てきた単語)。
本文に入る前に、「フィリピン語ってどんな言葉なのか」、「発音はどうなのか」など基礎知識として知っておいたほうが良いことが紹介されています。
ここは読み物なので、さっと参考程度に読んでおくといいでしょう。
本文は全部で20課あり、各課の最初には会話文が紹介されています。
ページの左はタガログ語で、右は日本語訳、右下には本文で使われる単語や表現などが紹介されています。
そして、次のページを開くと、文法解説となっております。
文法は各課で3つか、4つ新しいものが紹介されています。
課の最後には、表現力や単語力アップとして生活で役立つ会話表現や単語が紹介されています。
そして、2課ごとに次のように練習問題がありますので、学習理解度を確認することもできます。
使ってみた感想
0から学習する人向けの総合学習書ということもあり、シンプルな構成で勉強しやすいです。
ただし、タガログ語について何も知らない人が、いきなりこの本から始めるのは正直、難しいと思います。
というのも、20課のみでタガログ語の基本文法を学ぶことになるので、各課では新しい単語や表現がぎゅっと詰まっていますし、中には生活で使わなさそうな単語もあるので、覚えるのが大変です。
また、第1課〜4課ぐらいまでは難易度はそれほどですが、5課ぐらいから結構難しくなるので、モチベーションを維持するのが難しくなってきます。
そのため、この本だけで勉強するのではなく、補助教材として会話の本や文法書も持っておいたほうが良いと思います。
最後に
今回は「ニューエクスプレス フィリピノ語」について紹介しました。
0から始める人向けに作られていますが、これだけだと練習は十分とは言えないですし、本の何度も高いので、他にも単語や文法書などを使いながら勉強を進めていくといいと思います。
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