「フィリピン語をがっつり学びたい」、「文法、読解、リスニングなど総合的に学びたい」
そういった人におすすめなのが「大学のフィリピノ語」という本です。
このページではこちらの本について紹介していきます。
目次
「大学のフィリピノ語」ってどんな本?
「大学のフィリピノ語」は「ニューエクスプレス フィリピノ語」や「聴いて,話すための-フィリピノ語基本単語2000」の著者 山下美智子先生の新しい書籍です。
2018年2月に出版され、フィリピン語関連の書籍の中ではかなり新しい書籍と言えるでしょう。
「ニューエクスプレス フィリピノ語」では基本的な単語・文法などを学ぶことができましたが、どちらからと言えば初心者向けで、「ちょっとタガログ語を勉強してみたい」という人におすすめの書籍でした。
一方、こちらの「大学のフィリピノ語」は初級から中・上級までをカバーされた本なので、フィリピン語を深く学びたい、しっかり学びたいという人にはもってこいの1冊です。
「大学のフィリピノ語」の内容
「大学のフィリピノ語」の全32課で構成されており、各課は次のような構成になっています。
- 会話
- 単語
- 頻出表現
- 文法
- 練習問題
- 語彙力・表現力アップ
- 豆知識
- コラム
1. 会話
フィリピンに留学している日本人大学生とフィリピン人との会話例です。
フィリピンの文化や習慣なども学べるような内容になっています。
2. 単語
会話に登場する単語の意味が紹介されています。
3. 頻出表現
会話に登場した表現でよく使われるものが紹介されています。
4. 文法
新しく登場した文法の解説がされています。
5. 練習問題
学習した文法の理解度チェックです。
6. 語彙力・表現力アップ
「果物」や「職業」などテーマに沿った単語や表現がピックアップされて紹介されているので、効率よく単語や表現を学習することができます。
7. 豆知識
知っておくとちょっと役立つようなフィリピンの情報が紹介されています。
8. コラム
フィリピンに関する歴史や一般的な事柄などが紹介されています。
尚、音声は公式サイトからダウンロードできるようになっているので、CDを紛失する心配もありません。
使ってみた感想
まだ使い始めなので全て読んだわけではないですが、今のところかなりいい感じです。
新しい書籍ということもあってか、全体的に読みやすく、説明も詳しいのでわかりやすいです。
他の記事でも書きましたが、全くの初心者がいきなりこちらの本で勉強するのは難しいかもしれません。しかし「旅の指さし会話帳 フィリピン語」や「フィリピン語が1週間でいとも簡単に話せるようになる本」などを読んだ後に使うと、かなり使いやすいです。
これまでフィリピン語に関する文法書籍は色々出ていますが、個人的にこちらの本が一番使いやすくオススメです。
口コミ
購入者からの評判も結構いいようです。
タイトル:至高の文法書
フィリピノ語業界では一体何が起きているのか?
山下先生、大上先生が相次いで素晴らしい著作を出版されています。
編成は会話文、豊富な例文を使った文法説明、問題、コラムからなっています。
また音声もダウンロードできます。
約20年前にこの言語を学び今も仕事で使っている者として「大学のフィリピノ語」を拝読しましたが手加減無しの文法説明や興味深いコラムもあり著作者の先生方の情熱を行間に感じます。
この著書で学べば必ず話せるようになると思うと同時にこのような著書で学べる今の学生さんが羨ましくも感じます
タイトル:使いやすいけど
他の文法書と比べて見やすく、使いやすいです。ボリュームもしっかりしています。
ただ、最後の方の複雑な文法になってくると説明もわかりにくくなります。
日本語のよくわかるフィリピン語ネイティブに質問すると、例文の日本語訳が間違っていると言われたり、、、。
完全に信じきるのはやめたほうがいいのかな、という感じです。
ただそれなりに文法の勉強をするのには役立つと思います。
最後に
今回はフィリピン語の教材「大学のフィリピノ語」を紹介しました。
フィリピン語を総合的に学べる書籍の中でもトップレベルと言ってもいいほど、素晴らしい本なので、「フィリピン語を本格的に勉強したい」、「総合的に学びたい」という人はぜひ手にとってもみてください。