今回は「XはYです」の否定形「XはYじゃありません」の言い方を紹介します。
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基本文型:XはYじゃありません。
タガログ語の基本語順は「述語 + 主語」で構成されることが多いという話を前回以下の記事で紹介しました。
そのため、「私は日本人です。」と言いたい時は「日本人です私は。」といった形で文を作ります。タガログ語で言うと”Hapon ako.”となります。
では、”Hapon ako.”を否定の形にしてみましょう。
どうなると思いますか。少し考えてみてください。
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わかりましたか?
答えは”Hindi ako hapon.“となります。
おそらく、”Hindi hapon ako”になると思った人が多いのではないでしょうか。
実はタガログ語の否定形は主語によって、語順が変わります。
具体的には次のようになります。
①主語が人称代名詞あるいは指示詞の場合
→ Hindi 主語 述語
②主語が固有名詞や一般名詞の場合
→Hindi 述語 主語
1. 否定形:主語が人称代名詞あるいは指示詞の場合
人称代名詞は「私」、「あなた」、「彼」、「彼女」などのことを指します。また、指示詞は「これ」、「それ」、「あれ」のことを指します。
これらを使って否定形を作る場合は“Hindi 主語 述語”の語順になります。
(1)私は学生ではありません。
Hindi ako estudyante.
ヒンディ アコ エストゥジャンテ
(2)彼は日本人じゃありません。
Hindi siya Hapon.
ヒンディ シャ ハポン
(3)これは食べ物じゃありません。
Hindi ito pagkain.
ヒンディ イト パグカイン
2. 否定形:主語が固有名詞や一般名詞の場合
主語が人名や物の場合は否定形の語順は“Hindi 述語 主語”となります。
(1)田中さんは学生じゃありません。
Hindi estudyante si Tanaka.
ヒンディ エストゥジャンテ スィ タナカ
(2)ジョンさんは医者じゃありません。
Hindi doctor si John,
ヒンディ ドクロール スィ ジョン
(3)このお茶は暑くないです。
Hindi mainit ang tsaa na ito.
ヒンディ マイニット アン チャア ナ イト
人名が主語の場合は、名前の前に”si”をつけます。
また例文(3)では”ito”が登場していますが、あくまでもこれは「どの物」なのかを指す補助的な言葉で、あくまでもメインの言葉は「tsaa(お茶)」なので、語順は”Hindi 述語 主語”となります。
まとめ
今回は基本文型の「XはYじゃありません。」の文を紹介しました。
最後に今回、紹介した内容をまとめると次のようになります。
否定形の語順は次のように主語が何かによって語順が変わる。
- 主語が人称代名詞あるいは指示詞: Hindi 主語 述語.
- 主語が固有名詞あるいは一般名詞: Hindi 述語 主語.