タガログ語には文中における位置が限定される副詞があります。
それが「小辞」と呼ばれるものです。
このページでは、その小辞の文中における位置関係について、解説していきます。
「小辞ってどんなものがあるの?」と思ったあなたは、以下の記事にまとめているのでこちらも参考にしてください。
小辞の位置の基本ルール
小辞は基本ルールとして、文中の2番目に来るという決まりがあります。
Malaki pala ang bahay mo.
君の家、大きいね。
Kumsta po kayo?
お元気ですか。
Kumain muna kayo.
まずは食べてください。
なので、このルールさえ覚えておけば簡単!!
と思うかもしれませんが、文中に2つ小辞が来るケースもあるのです。
なので、このあたりについて詳しく見ていくことにしましょう。
文中に2つ以上、小辞が登場する場合
1音節と2音節の小辞が混在する場合
1音節と2音節の小辞が混在する場合のルールは簡単で、1音節の小辞が先に来ます。
なので、基本的な文の並びは次のようになります。
Kumakain na naman siya.
彼、また食べてるよ。
Hindi pa yata siya naliligo.
彼はまだシャワーを浴びてないでしょう。
1音節の小辞が複数混在する場合
1音節の小辞が複数混在する場合は、次の優先順位の表にしたがって並びます。
上の表では左にあるものほど、優先順位が高いことを表します。
Ako nga gutom din ,kasi hindi pa ako kumakain.
まだご飯食べてないから、私もお腹す空いた。
Hindi ka pa ba nag-aara? Bukas na ang exam.
まだ、勉強してないの? 明日はテストだよ。
2音節の小辞が複数混在する場合
2音節の小辞が複数混在する場合は、特に厳密なルールがあるわけではありませんが、だいたい次のような順序で並びます。
Madali lang naman yata itong homework.
この宿題はたぶん簡単でしょう。
Mahirap pala kasi ang test.
テストが難しいから
最後に
このページではタガログ語の場合の小辞の位置関係について紹介しました。
すごい難しいですよね・・・。
これらのルールを一度に覚えるのは正直大変なので、無理に覚える必要はなく、ちょっと文を作ってみるなり、フィリピン人の友達や恋人がいらっしゃるのであれば普段の会話を通して、少しずつ理解していけばOKだと思います。
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