以前、タガログ語学習におすすめの書籍を紹介しましたが、今回はフィリピン語の辞書としておすすめの本「デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典」をピックアップして、もう少し詳しく紹介していきます。
「デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典」ってどんな本?
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「デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典」は2018年4月に出版されたタガログ語学習に役立つ辞典で、日常生活で使う単語約1万3000語が収録されています。
著者はフィリピン語 (世界言語シリーズ)の著者「大上 正直」さんなので、信頼性は高いです。
本辞典では、五十音順(あいうえお順)に単語が並べられており、それぞれタガログ語と英語でどういうのかが書かれています。
フィリピン語と英語にはカナ発音が付いているので、初めて利用する人も安心です。
「デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典」の内容
続いて「デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典」の構成ですが、次のようになっています。
- 日本語・フィリピン語・英語辞典
- 日常会話
- 分野別単語集
「日本語・フィリピン語・英語辞典」では次のように1ページに3ヶ国語で書かれているのでパッと見やすい構成になっています。
また、巻末には次のように日常会話で使う会話フレーズが紹介されています。
カテゴリーは「あいさつ」、「食事」、「買い物」、「トラブル・緊急事態」で最低限、旅行や生活に必要な会話フレーズだけです。
そして、その他に次のように「分野別」の単語も紹介されています。
使ってみた感想
他の単語帳よりも単語が豊富で、サイズもコンバクトなので辞書としては使いやすいです。
また、巻末には「飲み物」や「店」など分野別に単語が纏められているので、一気に単語を覚えたいときには役に立ちます。
この辞書の欠点(改善点)としては、「日本語→フィリピン語・英語」として検索はできるものの、逆ができないので、例えば「”maganda”っ日本語でなんだったっけ?」と思っても調べることができません。
そのため、フィリピン語や英語から日本語訳が探せるようになると、もっと良い辞書になると思いました。
とはいえ、これだけ単語が紹介されているタガログ語辞典は他に無いので、タガログ語を学習する予定の方は1冊買っておいた方が良いと思います。
ちなみに、タガログ語 → 日本語で意味を調べたい場合は、語彙数は7000語と減りますが、こちらのポケット辞典が使いやすくオススメです。
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口コミ
タイトル:良いかも
さすが大上先生の辞書です。
類似のタガログ(フィリピノ)語の辞書を寄せ付けない圧倒的な出来です。
信頼できる「日本語-フィリピノ語辞書」がなく多くの人は、現地で販売されている緑色の辞書と赤色の辞書を使用せざるを得ない現状では、救世主的な辞書になると思います。
中身は自分の周囲では動詞が少ないという人もいますがフィリピノ語は、語根が分かればある程度理解している人なら動詞は使いこなせていけます。
タイトル:まさにこんな辞書が欲しかった
既存のフィリピン語の辞書の中で最も使いやすい辞書だと思います。特に自分も大変苦労している発音において、フィリピン語が伝わるかどうかを左右する最も大切なファクターである「アクセント」について手厚い配慮が伺え、カナ発音で、しかもアクセントある部分は太文字で表記されているため、私のような初級者にもわかりやすいです。
そして、動詞は使用頻度の高い語形を複数記載されていたり、巻頭/巻末の簡単な文法解説や「日常会話」集など、非常に心尽くしの内容の濃い一冊となっていると思います。
タイトル:一長一短の典型
長所は山ほどあります。一方で短所は→→→フィリピン語のabc順検索が不可能なこと。例えば、maalat って何だっけ??? 相当苦労して和訳もしくは英訳にたどり着くことが出来ます。あくまでも、「和→フィリピン」への変換が中心の編集…と捉えています。
最後に
今回は「デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典」について紹介しました。
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