今回はタガログ語で文を作る時に必要となる要素「リンカー(繋辞)」について学習しましょう
- リンカーの基本を理解する
目次
リンカー(繋辞)って何?
タガログ語ではリンカーという単語を繋ぐための役割を果たす言葉があります。
このリンカーは単語を修飾するときに、修飾する単語と修飾される単語の間に置く必要があります。
リンカーには次の2種類存在し、どちらが使われるかは、リンかーの前に来る単語によって決まります。
タガログ語のリンカー
① na
② -ng
naは小辞の「既に、もう」の意味で覚えている人も多いかもしれませんが、リンカーとして使うこともあるので、意味の違いに注意しましょう。
リンカーの基本ルール:naと-ngどっちを使う?
リンカーの「na」、「-ng」のどちらを使うかは、次のルールによって決まります。
リンカーの前に来る単語が・・・
① 母音で終わる場合:-ngを付ける
② 子音で終わる かつ nで終わる場合: -gを付ける(-ngの形にする)
③ n以外の子音で終わる場合:naを付ける
1. 母音で終わる場合の例
●赤い靴
pula + sapatos → pulang sapatos
●美しい女性
maganda + babae → magandang + babae
2. 子音で終わる かつ nで終わる場合の例
●軽い鞄
magaan + bag → magaang bag
●お金持ちの女性
mayaman + babae → mayamang babae
3. n以外の子音で終わる場合の例
●黒い車
itim + kotse → itim na kotse
●高い山
mataas + bundok → mataas na bundok
最後に
今回はタガログ語で文を構成する際に重要な役割を担うリンカー(繋辞)について紹介しました。
慣れないうちはかなりややこしいかもしれませんが、必ずおさえておく必要がある文法項目なので、文をたくさん作るなり、声に出して見るなりして、少しずつ定着させましょう。